September 22, 2007

よじはん よじはん

 ちいさなちいさな女の子が隣のお店に時間を聞きに行って、おうちに戻るまでに周りのすてきなものたちにつられて寄り道をします。「よじはん」はとっくに過ぎておうちに帰る女の子がとってもかわいい。ちいさい子が世界の何もかもが珍しいとおもう心に触れてほほえましい気持ちになる。かわいらしい本なだけ、最後の訳者によるこの本の成り立ちについては戦争を考えさせられる。

よじはんよじはん

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September 21, 2007

走れ、セナ!

走れ、セナ!

 小学5年生のセナは走ることに燃えている。だけど陸上部が突然解散することになってしまう。クラスの席替えでは仲良くない子たちと同じ班になるし、最悪のことばかりだ。けれどセナはただ黙ってはいない。陸上部を復活させ、走ろうとする。

 『飛ぶ教室』で、ひこ・田中が紹介していたので読んでみたら、面白かった。全部のことがうまくいくわけじゃなくて、間違えや失敗することもあるんだと視点があたたかい。周りの大人がいい人すぎて、大人は静かな印象。そしてその分、セナが元気だ。セナのように走ることが得意じゃなくても、読んでいて気持ちがいい。

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August 18, 2007

あのね、わたしのたからものはね

 メアリィ=ジョーのクラスでは毎朝、誰かが自分の宝物の話をすることになっていました。宝物の話をしたいメアリィ=ジョーでしたが、誰も話したことがない宝物が見つからずなかなか発表できません。あるとき素敵な考えが浮かんで自分の宝物のはなしをすることにしました。さて、メアリィ=ジョーの宝物は何でしょうか。

 こーんなわくわくするあらすじを聞いたら、読まずにはいられませんでした。

 一年生の頃、わたしのたからものはなんだったっけ?そう考えて思い出しました。ピンクのおサルのMONちゃん。叔母がくれたぬいぐるみでずっと一緒。夢の中で両親とはぐれたときもMONちゃんとは一緒だったな。
 そして今の宝物は?そう考えると、メアリィ=ジョーと一緒かもしれないと思いました。

 なかなか話すことができないメアリィ=ジョーを見守る担任の先生やお父さんもいいね。
 

あのね、わたしのたからものはね (幼年翻訳どうわ)

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August 16, 2007

キム・ギドグの映画は観たいけど、観るのが怖い種類の映画だ。

船の上で暮らす老人と少女。少女は17歳になったら老人と結婚をする約束をしている。
少女の前に釣りの客として都会の青年が現れ、惹かれ始めるが老人に邪魔をされる。
青年は少女の両親が生きていることを突き止め、少女を船から降ろそうとする。

 老人のエゴとエロが全開で老人が醜く見えることもあれば、純粋な優しさを感じることもあるが、やっぱりほとんどは老人の欲の話だ。少女が去ってしまい死のうとするが、死にきれないあたりなんか、老人の弱さを感じる。しかし、本当に得たいものを手に入れた老人はものすごく強い存在へと変身する。その執着がすごい。
 一方の少女もただただ純粋な存在ではない。小悪魔的に周囲の男を振り回す。ずっと船の上で老人とふたりだけで暮らしてきた絆が、青年が現れてから弱まるあたりは普通の反抗期で、やっぱり親子だよなあと思ったのだけど。老人か青年を選ぶか、少女の決断に驚く。少女役のハン・ヨルムがものすごくよかった。

 少女の、その後が想像出来ない終わり方だった。

弓

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August 15, 2007

ぼっこ

ああ、ずっと今の今まで「ぼっけ」だと思ってた。「ぼっこ」なのね。
寝る前にちょこっと読もうと思ったら、止められなくて最後まで読んじゃった。

田舎に越してきた主人公が周囲となじめず、不思議な少年に出会うお話。

ぼっこ (偕成社ワンダーランド)

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エーミールと探偵たち

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))
エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))


 さてさて、今度はエーミール。

 汽車でベルリンに行く途中に母さんから預かった大事なお金を盗まれるエーミール。犯人を追いかけるエーミールはベルリンで出会った仲間とともに泥棒を追いかける。

 私は点子ちゃんが大好きなので、初めはちょっと物足りなく感じるのだけど、だんだんとエーミールと探偵たちに夢中になった。途中のエーミールと教授って呼ばれる男の子の会話がすごくいい。


「おまえの母さん、やかましい?」

「ぼくの母さん?ぜんぜん。なんでもさせてくれる。でも、ぼくはしないんだ、そんなこと。わかる?」


 子どもだけで泥棒をつかまえるようなお話って、子どもの友情物語だけで終わってしまう場合が多いけど、ケストナーの作品には必ず家族が出てくる。だから、子どもが読むと、親が子をすごく大事に思っているってわかって、安心するだろうし、大人が読めばじんとくる。

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August 14, 2007

点子ちゃん!!

 ケストナーの『点子ちゃんとアントン』を読んだ。点子ちゃんがすばらしくキュートで大好きになった。お話の途中にケストナーが「立ち止まって考えたこと」が書かれていて、点子ちゃんやアントンがどんなにかっこよく見えても、ほんとにそう?それだけ?って大人としての意見を述べている。でも、それって必要だったの??と思うけれど、作者の子どもに対する姿勢がわかって面白い。後半のアントンと母さんのやりとりは泣けてきた。

点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫)
点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫)

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August 13, 2007

わたしのなかのあなた

わたしのなかのあなた (Hayakawa Novels)

 アナは姉の白血病を救うために生まれたデザイナーベイビー。生まれてすぐに姉を救った。だが、13歳になったアナは自分の権利を守るために両親を訴える。

 読みながらずっーと、アナが家族の中で浮いちゃってる存在でもないのに、どうして弁護士を雇うことになったのか、不思議でたまりません。だから、アナの気持ちも、いまいちつかみきれなかったのだけど、最後に全てがわかる。読み終わった後、不思議なプロローグを読み返してしまう。せつなくなる。そして、表紙の写真がとてもいい。

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August 06, 2007

ふたりのロッテ

ケストナーってすごい。
ふたりのロッテ、これすごい面白いよ。
って、きっと誰もが知ってることなんだろうけれど
私ははじめて知ったよ。

児童書がすごいっていう大人だから思うフレーズを
つい思い浮かべちゃうもんね。

実は生き別れた双子の女の子って設定はいかにも物語的なんだけど
お父さんがふらふらして女の人と結婚しそうになるあたりは超現実的で
物語の中に現実もあって、現実の中に物語があるような??

読後感はとっても満たされた気分でした。
点子ちゃんも読んでみよう。


ふたりのロッテ (岩波少年文庫)

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June 01, 2007

パラダイス・ナウ

びっくり最後のブログが「夜のピクニック」だなんて。
と今更ながら驚いています。

のわりにリアルタイムな更新記事ではなく
前~にみた映画の感想を書こうとしているのだが。

今年は映画館に行こう!と決めて数本観ましたが
「パラダイス・ナウ」がずば抜けていました。

映画の完成度とかここが素晴らしいとかではなく
もう完全に「今起きていること」として認識しているからかもしれません。

自爆攻撃はとうてい理解できることではなく
映画を観たからといって全てがわかるわけでもないのですが
ニュースの中の出来事と自分がつながっているのに気がついたって感じ。
彼らの気持ちがほんのちょっとわかる気がした瞬間があったような。
ああ、うまく言えません。

公式サイトも読み応えがありますが、「ミュンヘン」と比べるあたりはいかがなものかと。

パラダイス・ナウ

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